土地探しについて

私が希望していた土地は、景色のよい緑の豊かなところで田舎暮らしを楽しめる感じがいいなぁ、だけどあまりに田舎で買い物も通学も大変なのは避けたいなという感じのところです。

それで、輸入住宅を建てている工務店や、不動産屋にいって、「周りに木が生えている土地がいい」と言ってみました。

「木が生えている」では、全然伝わらなかったみたいで、目をまん丸にして、固まっていました。その後すぐに、あいそ笑いの表情になりましたが・・

そのような方が紹介してくれるのは、いわゆる分譲地みたいなところですね。きれいに区画が区切ってあって、南向きのカド地はすでに建設が始まってるけど、ここがまだ残ってますよ!お買い得ですよみたいなところです。

あの分譲地というのは大嫌いなんですね。土地探しの最初の方で1階だけ見に行きましたが、着いて軽く見渡して、奥さんと顔を見合わせて「じゃあ帰ろうか」となりました。奥さんとは、結構趣味が合わないときもあるのですが、土地探しについては、かなり方向性が一緒だったので、よかったです。

分譲地の何が嫌かというと、狭苦しい土地に同じような家が建ち並ぶようなところです。家同士がくっつきあって、お隣さんと窓から互いの家の中をのぞき合うようなところです。単純に狭いのがイヤということでなくて、狭い土地でもお隣さんと適度に離れていればいいんですけどね。

そんな分譲地を自信満々に進めてきて、「木が生えてませんね」という客を珍動物のように思っているようなところもあれば、「お客様のような方って多いんですよね~」という不動産屋さんもありました。このへんの反応は、業者によってかなり幅がありそうな感じでした。

どうしてなんでしょうね。得意分野があるということなのでしょうが、かなり年配というかベテランの業者さんが、「緑の豊かなところにすみたいっていうお客さんは初めてで、普通の方は面倒な木が生えていない方がいいとおっしゃいますので、真逆ですね」と言うんです。いままで1人もいなかった、はじめてってことありますかね?
田舎過ぎて木が生えているのは当たり前すぎるからなのでしょうか。

私が購入した土地は、坪単価でみるとかなりお買い得だったと思います。そのような土地が買えたのも、ここで書いてきた土地についての価値観の違いみたいなことが、関係しているのではないかと思います。

次の記事で、そのへんのことを書いていきたいと思います。